赤ら顔・酒さ

赤ら顔について

赤ら顔とは、酔っぱらった時や興奮した時、恥ずかしい時に赤くなるものとは違い、顔の皮膚に赤みや火照りがある状態を指します。鼻や頬は毛細血管が密集しているため赤みが出やすく、また、皮膚が薄い方も血管が透けて見えることや、気温の変化などの影響を受けやすく、赤くなりやすいと言えます。また赤ら顔の方は、敏感肌であることも多く、合わない化粧品等の刺激により症状が出ていることもあります。

赤ら顔の原因

薄い皮膚

顔の皮膚は温度差に弱く、身体の他の皮膚より薄いので毛細血管が透けやすくなります。また鼻や頬は毛細血管が密集しているため赤みが出やすくなります。

肌荒れ

にきびや乾燥、皮膚炎などの炎症を伴う肌荒れにより、赤ら顔になることがあります。慢性的に皮膚に炎症があり、敏感になっていると、赤みが継続してしまいます。悪化させる前に受診されることをお勧めします。

気温差

毛細血管は、皮膚の表面温度を保つために気温に合わせて血管を拡張・収縮しています。繰り返すうちに血管か拡張して戻らない状態になると、顔に赤みが出るようになります。また、毛細血管の血流が増す原因として辛いものや飲酒が挙げられます。

酒さについて

中高年の鼻や顔面に好発する、赤みと血管拡張が数か月以上継続する疾患です。
赤みだけでなく、にきびのような発疹を伴うこともあります。
原因は不明ですが、遺伝的要因により、日光・精神的ストレス・飲酒・刺激物摂取などの悪化因子に対する感受性が高まり炎症や血管増生をきたすと考えられています。

毛細血管拡張について

皮膚が赤く見える要因は、皮膚の下にある毛細血管が拡張することです。頬や鼻・鼻の周囲は線状に見えたり、網目状に見えたりします。体質的に皮膚が薄い、毛細血管が多い、毛細血管が拡張しやすいと症状が出やすくなります。

にきび跡の赤み

赤く腫れたにきびが治ったあとも赤みだけが継続して残ることがあります。にきび痕の赤み、ざ瘡後紅斑と呼ばれます。メイクなどでも隠しにくい痕になってしまうこともあります。

当院の治療

Vビームレーザー
(キャンデラ V beam Perfecta(V beam II))

Vビームレーザーは、血管の中のヘモグロビンに吸収されて血管壁を壊すことで赤みの治療に用いられます。毛細血管拡張症に対して効果が高く、保険適応となります(3ヵ月に1回)。ただしざ瘡後の赤みやざ瘡に対しての治療は自費診療となります。
冷却システムを装備しているのでレーザーの熱からお肌を守り、安全性が高く設計された器械です。
1回の治療で血管を塞ぐことは出来ないので、期間をあけて繰り返し照射していきます。
通常1ヶ月に1回の施術を3~5回程度行うことで、気になっていた赤味が薄くなるのを実感できるかと思います。

Vビームレーザーの費用

部位 料金(税込)
顔全体 16,500円
8,800円
6,600円
頬+鼻 13,200円
いぼ(老人性血管腫) 1か所 3,300円
TOPへ