白目のほくろ・シミ取りの治療(結膜・強膜母斑)
白目のところに、ほくろや茶色や黒っぽいシミができており、気になる方はいませんでしょうか?
白目のみならず、眼球上のほくろやシミといったものについては、これまで治療が難しく、そのままの状態になっておりました。
当院では、2006年より形成外科と眼科の協力により、結膜・強膜母斑などの眼球上の色素斑の治療を行っており、良好な結果を得ています。
※日本形成外科学会誌、2011年4月号に、治療方法・結果の概要を報告致しました。
白目のほくろ、シミ取りについて気になる方、治療をご希望の方は当院までご相談、お問い合わせください。
受診時のご注意
白目のほくろ、シミ取りについての診療・ご相談をご希望される方は、眼科味木医師の外来をご受診下さい。
ご予約(電話:03-6228-5245)の上、ご来院下さい。
白目のほくろ・シミについて
(結膜・強膜母斑とは?)
白目のほくろ、シミのようなものは、結膜・強膜母斑(けつまくぼはん)と呼ばれます。
結膜・強膜母斑は一般的には無害ですので、目の痛みやかゆみ、視力への影響といった症状を引き起こすことはほとんどありません。
そのため医学的には問題がありませんが、色がはっきりと現れたりすると、見た目が気になるということも多くあるかと思います。
見た目上気になる、眼球上のほくろ・シミ取りを取り除きたい、美容面で治療を行いたい際には、当院までご相談ください。
白目のほくろ・シミ(結膜・強膜母斑)
の原因
白目のところに色素(メラニン)が沈着したり、血管が拡がることで茶色や黒色のシミや斑点のようなものが生じます。
原因は生まれつきのものが多いのですが、遺伝や紫外線、加齢なども挙げられます。
遺伝によって、生まれつき白目に存在しており、思春期以降にメラニン色素が出てくることでシミが目立ちやすくなることがあります。
その他にも紫外線によって目がダメージを受けることや加齢が原因となり白目にシミができることがあります。
白目のほくろ・シミ(結膜・強膜母斑)
の治療方法
結膜・強膜母斑においては、目の症状を引き起こすものではないため、医学的には問題ありません。
しかしながら、白目部分にシミが付着するため、外見上目立ってしまい、気になることも多くあります。
もし外見上で気になるようでしたら、新橋駅前眼科皮膚科では目のほくろ・シミ取りをレーザー治療で対応することが可能です。
白目のほくろ・シミ(結膜・強膜母斑)
のレーザー治療の流れ
対象とする疾患
結膜・強膜母斑・太田母斑に伴う眼球上の色素斑
その他の眼球上(白目)の青色、茶色、黒色の色素斑
1術前検査・カウンセリング
目の検査と医師の診察を行い、レーザー治療が可能かまた適切な治療かを判断します。
診察後に手術日および術後の通院のスケジュールを決定いたします。
※目のほくろの診療、ご相談をご希望される方は、眼科味木医師の外来をご受診下さい。
電話にてご予約(電話:03-6228-5245)の上、ご来院下さい。
※検査当日にレーザー手術を行うことも可能です。ご予約の際にお問い合わせください。
治療を行うための適応条件
合併症等の発生を予防するため、下記を治療の適応条件とさせていただいています。
- 治療が必要な重篤な眼疾患を有していないこと。
初回治療の前に、一般眼科検査を行い、目の状態について確認します。 - レーザー治療の結果に影響を及ぼす可能性のある疾患等を有していないこと。
例えば、リウマチ、SLE、免疫異常、妊娠、授乳中、糖尿病、精神神経疾患、円錐角膜、緑内障など。 - レーザー照射中に眼球を動かさないようにすることができること。
乳幼児の治療はできません。 - 検査や処置の指示に従っていただけること。
充分な経過観察を行いたいと考えています。 - 記録のための写真撮影にご協力いただけること。
治療効果の判定のために必要となります。
2レーザー治療
点眼麻酔を行ったあと、レーザーを照射します。手術時間は、程度が軽いもので数分程度になります。
麻酔を行うため痛み等はほとんど感じません。
※眼科、緑内障治療用の低エネルギーのQスイッチヤグレーザーを使用します。
※緑内障治療では、レーザーを眼内に照射しますが、この色素斑の治療では、同じレーザーを眼球上(結膜・上強膜・強膜)に照射します。
※このレーザーを用いた緑内障治療は、多くの症例が施術され、安全性と効果が広く認められています。しかし、同じレーザーの眼球上照射は、これまでに多くの症例が行われているわけではありません。
※治療は、安全性を最優先にしたプロトコル(手順)にて行います。
※一度に照射できる面積や出力に制限があります。
3レーザー治療後の受診
経過をみるために、レーザー治療を実施の1週間後に受診いただきます。
症例写真
症例1
BEFORE(術前)
AFTER(術後)
症例2
BEFORE(術前)
AFTER(術後)
※治療経過と治療結果には、個人差があります。
※レーザーの照射により、結膜下出血と照射後の炎症が、約2〜4週間生じます。この期間には「白目」が赤くなります。
※眼球は、外側から、結膜、上強膜、強膜と呼ばれます。この治療は、結膜から強膜の途中までの色素斑に有効と考えています。強膜深層の色素斑には、レーザーが到達せず、有効ではありません。色素斑の深さにより、色素斑は、残存することがあります。
※一度の照射ですべての色素斑が消えるわけではありません。何回かに分けて照射する必要があります。その回数は、あざの種類、面積、濃さや深さにより異なります(一つの部位は、約3〜20回の照射で、概ね改善しますが、症例により差があります。)。複数回照射する場合は、通常、3ヵ月間隔にて照射します。照射部位の充分な回復を確認してから、照射を行います。
合併症
安全性を最優先に治療を行いますが、稀に、下記の合併症が起こる可能性があります。(2006年以来発生しておりません)
- 炎症性色素沈
- 眼感染症
- 眼圧上昇
- 強結膜癒着
- 視力低下
その他の予期しない合併症が起こる可能性があります。
治療費について
自費扱いの治療となります。
(ご注意:日本国籍でない患者様の場合、Visa/Passportの提示をお願いします。日本の健康保険をお持ちでない方は、料金が異なります。下記の料金の2倍となります。)
(中国籍のかたは、エイジェントを必ず通してください:www.hdtec.com.cn)
項目 | 自己負担額(税込) | |
---|---|---|
初回相談 | 診断料 | 11,000円 |
初回治療時 | 眼科検査料 (初回実施) |
8,800円 |
レーザー治療費 (投薬料含) |
33,000円 (約5 mm×5 mmあたり) |
|
再診・ 経過観察のみ |
再診料 | 2,200円 |
2回目以降 治療時 |
再診料 | 2,200円 |
レーザー治療費 (投薬料含) |
33,000円 (約5 mm×5 mmあたり) |
※治療費は、予告なく改定する場合があります。
お願い
- 新しい治療法のため、学会等で、治療結果の公表を予定しています。そのため、記録した写真の公開のご同意をお願いしています。(公表に際して、プライバシーの保護に配慮致します。)
- ご同意を拒否される場合も治療は可能です。そのことにより、患者様が不利益を被ることはありません。